フィヨルドブートキャンプ内で「1分間スピーチ会」を開いてみた

これは、「フィヨルドブートキャンプ Part 2 Advent Calendar 2022」の23日目の記事です。
昨日の記事は、@uchihiro04さんの「VSCodeのパッケージ不適合によるエラー解決までの道のり(Byebug編)」です。発生したエラーに対して、諦めずに検証を繰り替えした姿勢を見習いたいと思いました!

今年のフィヨルドブートキャンプのアドベントカレンダーは、以下となります。
フィヨルドブートキャンプ Part 1 Advent Calendar 2022 - Adventar

フィヨルドブートキャンプ Part 2 Advent Calendar 2022 - Adventar

はじめに

フィヨルドブートキャンプ(以下FBC)で学習中の@wata00913です。FBCはよくコミュニティと言われ、受講生がイベントを盛んに開催します。
例えば、輪読会、ペアプロ、勝手にペアプロ会、目覚まし会、もくもく会、グループコーチングなどがあります。

受講生が自発的にイベントを開催する様子を見て、自分も何か開いてみたいと思い、6月から「1分間スピーチ会」を開催しました。

この記事では、開いてみた経緯、やってみた感想などをまとめました。1分間スピーチ会がどのようなものか、雰囲気が伝われば幸いです。

目次

どんなことをするのか?

内容は、一般的な1分間スピーチをベースにしました。一般的な1分間スピーチとは、発表者が話したいテーマを1分以内で発表します。
FBC内で開催した1分間スピーチ会の内容は、以下になります。

  • 構成
    • (発表+質疑応答)✕ 人数
      • 質疑応答はコメントも可。
  • 持ち時間
    • 発表時間は2分(1分はバッファ)
    • 質疑応答時間は6分
  • 発表テーマ
    • テーマは自由
    • 思いつかない場合は、「事前テーマ」を発表する
    • 事前テーマは、主に「面接で聞かれそうな質問」
        • エンジニアを目指す理由
        • 仕事で大切にしていること
        • 成長するためにやっていること
  • 開催時刻
    • 月曜の8:00~8:30と13:00~13:30
      • 参加人数は、wata含めて約3名

イベントを開いた背景

イベントを開いた背景は、主に次の3つとなります。

  • 微力でもFBCコミュニティに貢献したい
  • ソフトスキル関連のイベントも増やしたい
  • 受講生の方に開催を宣言して、背中を押してもらった

FBCのコミュニティでは、受講生が活動的です。一方で私は、コミュニティに貢献が出来てないことを痛感してました。
受講生が自然とコミュニティに貢献している姿を見る度に、自分も何か微力ながら貢献したい気持ちが強まりました。

また、当時は「ソフトスキル系のイベントも沢山あればなぁ」と、イベントへの願望がありました。輪読会・ペアプロといった技術系のイベントは多いです。
しかし、ソフトスキル系のイベントは少数なので、私自身で開催し、盛り上げたい気持ちがありました。

2つの動機から「自主開催するぞ!」と意気込んでいましたが、恥ずかしさがあって気後れしました。
しかし、受講生に背中を押して頂いた甲斐もあり、開催する決心が着きました。

イベントの形式を1分間スピーチにした背景

開催する意を決したことで、次は形式決めです。ソフトスキルの中でも、私が苦手とする「コミュニケーション(特に言語化)」が練習できる形式にしようと決めました。

苦手を克服したい目的があったので、それが可能な仕組みを支えるコンセプトを考えました。そのコンセプトとは、

「早い段階で不確実性を減らす形式」

です。具体的には、現時点における言語化能力の課題を早期発見しやすくし、改善を繰り返せるような形式を目指しました。

特に、「早い段階」というのが私の中でポイントです。
コミュニケーション能力は、エンジニアになる上で重要度が高く、また改善に時間を要します。さらに、能力の定量的な評価が難しいため、スキル不足に気づきにくいです。
もし能力不足であることが、カジュアル面談や面接時に気づいた場合、「手遅れ」状態になることを危惧しました。

そういった経緯からコンセプトを考え、そのコンセプトを満たしやすくしたものが、1分間スピーチ会でした。

工夫したこと

工夫したことは、「相手の気持ちを考える」ことです。

これは、今回の1分間スピーチに限らず、今年1年を通して意識するようにしてました。
具体的に1分間スピーチの場合は、「参加者の負担を減らす」ことを心がけ、次のような取り組みをしました。

  • 開催時間を短くする(大体30分程度)
  • 質問は最初にwataが必ず行う
    • 質問の敷居を下げるため
    • フィードバックが得られるように、発表に対する質問数が1つ以上の状態にする
  • 事前テーマを面接の質問にする
    • 就活希望者が多いため、就活の事前準備に最適と考えた
    • 面接の質問は、課題解決や学習方法等を内省する問として最適と考えた

得られたこと

実施してみた個人的な結果は、コンセプトをそこそこ反映出来たかなと自己満足してます。
私が実施した中で、コンセプトである「早期発見した課題」と、「想定外に良かった」ことを紹介します。

  • 早期発見した課題
    • 聞き手目線を意識して話の構成を考える
    • 聞き手の興味あることは探るには、聞き手の質問内容、質問量から把握する
    • 聞き手が話を理解しやすくするために、コンテキストをなるべく合わせる
    • 1分(最大2分)は思った以上に短い。簡潔に伝えるために話したいことを絞る
    • 印象が下がるような口癖(えっと、えー)を頻繁に言わないようにする
    • うまく話せない、中身が薄い話は、そのテーマについて深く考えてない or 言語化が出来てない
  • 想定外に良かったこと
    • 発表者の話し方や学習・仕事の進め方、興味のある技術等を知る機会が増えた
    • 発表したテーマについてのディスカッションが増えた

但し、1分間スピーチも銀の弾丸ではなく、デメリットも見受けられました。

  • 話し手を主体に置いた形式のため、聞き手のメリットが薄くなりがち
    • 聞き手の興味を惹かないこと内容も多い
      • 事前テーマの面接の質問
      • 学習内容
  • 言語化の練習としては質が低い部分もある
    • 発表、質疑応答の時間が短すぎるので、詳細な話が出来ない

やってみた感想

初の試みなので、参加してもらえるのか?、続くのか?等の不安に駆られました。しかし、現在まで何とか存続できてます。
これもひとえに参加者のおかげです。来てくださった方に本当に感謝してます。

また、参加者の方が、日報やブログで書いた感想を目に見かけます。何かしらの気づきを得たり、有意義な時間を提供出来たことを知ると純粋に嬉しいです。ユーザーに喜ばれるプロダクトづくりをした感覚を味わえました。

最後に

@lef237さんのお声掛けに後押しされて、「新春 輪読会EXPO 2023」という、輪読会や勉強会を紹介するイベントで「1分間スピーチ会」を告知する予定です。人見知りなので緊張しますが、告知を頑張りたいと思います💪

コミュニケーション(言語化)が苦手な方、就活の面接練習をしたい方は、是非遊びに来てください〜!

明日の記事は、@saeyama_pgさんになります!